五年生は「そこをなんとか…」の感想文です。

日本人のものの考え方が「そこをなんとか」に表れているようです。外国人には理解されにくいあいまいな態度には相手への思いやりや妥協の余地など様々なニュアンスが含まれています。白黒はっきりさせない余白の部分が、会話だけでなく絵画など芸術にも表れているようですね。長文が難解になってきていますので、似た話はお子さんの音読を聞き長文の内容を親子で確認してから考えるとよいと思います。

文化と言語に関する話題はこれから先大学入試に至るまで何度もあらゆる角度から問われ続けます。その都度思考を深めてゆくことが大切です。

 

考えられる似た話として、あいまいな態度をとった経験、相手が曖昧な態度なので思い切ってお願いしたら受け入れてくれた…などコミュニケーション面で調整可能な余地について何か挙げられそうです。または、逆に交渉の余地なく断られムカッとした話でも。

日本では絵画だけでなく音楽や文学においても余地や余白は大切にされています。君が代ほど余白だらけの退屈な国歌は世界でも例がないですものね。このような例を挙げて思ったことを書いてゆくのもおもしろそうです。

 

キーワードは「余地」「余白」です。作文にもたくさん登場してほしい言葉ですが、構成図の段階から意識しておくとよいでしょう。